1912年(明治45年)にこの原詩が発表され、翌年に刊行の絵入り詩集「どんたく」で、現在の三行詩の形で発表されました。
これにバイオリン奏者であり、作曲家でもあった「多 忠亮(おおの ただすけ)」が曲を付けて、1917年(大正6年)、第2回「芸術座音楽会」で初演されています。
(参考資料:Wikipedia・宵待草)
宵待草
うた
演奏
宵待草
作詞:竹久 夢二/作曲:多 忠亮
待てど暮らせど 来ぬ人を
宵待草の やるせなさ
今宵は月も 出ぬそうな
竹久夢二が27歳の時に千葉県の銚子市で偶然に出会った女性との、淡く儚い恋を詩に書いたもの、とされています。
宵待草 (竹久夢二・原詞)
遣る瀬ない
釣り鐘草の夕の歌が
あれあれ風に吹かれて来る
待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草の心もとなき
思ふまいとは思へども
我としもなきため涙
今宵は月も出ぬさうな
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