曲名:田植
初出:『尋常小学唱歌 第二学年用』
発行:1911年(明治44年)
作詞:不詳
作曲:不詳
種別:文部省唱歌
初出:『尋常小学唱歌 第二学年用』
発行:1911年(明治44年)
作詞:不詳
作曲:不詳
種別:文部省唱歌
この曲は、文部省編の『尋常小学唱歌』第二学年用に収録され、明治44年(1911年)6月に発表されました。
なお、後年の「井上赳」作詞、「中山晋平」作曲の「そろた出そろた、さなえがそろた」で始まる「田植」は別の曲です 。
「白い菅笠 赤だすき」の歌い出しで知られる文部省唱歌。作詞者・作曲者はいずれも不詳で、特定の個人による作品ではなく、田植えにまつわる民謡的な歌詞を取り入れて作られた唱歌と考えられています。
歌詞には、「白い菅笠(すげがさ)」をかぶり、「赤だすき」を掛けた早乙女(さおとめ)たちが登場します。早乙女とは、田植えをする若い女性のことで、昔の農村では女性たちが歌を歌いながら、息を合わせて田植えを行う姿が見られました。
「揃うた揃たよ 早乙女が揃た」「今年は豊年 穂に穂がさいて」といった表現には、田植えをする人々の動きがそろう様子と、秋の豊作を願う気持ちが描かれています。特に歌詞の一部には、地方の田植歌・民謡に由来する表現が取り入れられています。
「田植」は、昔の日本の農村風景を生き生きと伝える唱歌の一つです。白い菅笠と赤いたすきという色鮮やかな情景、早乙女たちのそろった動き、そして豊作への願いが一つの歌にまとめられており、当時の田植えの風景や人々の暮らしを想像しながら聴くことのできる作品です。
田 植
田 植 文部省唱歌
1
しろい菅笠(すげがさ) 赤だすき
揃い姿の 早乙女が
歌う田植の 歌きけば
揃うた揃たよ 早乙女が揃た
稲の出穂(でほ)より なお揃た
2
植える手先も 足取りも
節も揃えて 早乙女が
歌う田植の 歌きけば
今年は豊年 穂に穂がさいて
路の小草(こぐさ)も 米がなる

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