早 春(文部省唱歌)

童謡・唱歌

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作詞:作者不詳
作曲:作者不詳
発表年:1943年(昭和18年)
掲載:『初等科音楽 四』

「早春(そうしゅん)」は、1943年(昭和18年)に国民学校の音楽教科書『初等科音楽 四』に掲載された文部省唱歌です。作詞・作曲者はいずれも不詳とされています。

歌の冒頭では、「襟ふく風は寒けれど」と、まだ冬の寒さが残る早春の情景が描かれています。しかし、雪が消えた庭では白梅のつぼみがふくらみ、小川の厚い氷もいつしか解け、葦の芽が姿を現します。

寒さの中にも少しずつ春の気配が感じられる様子を、「春きたるらし」という言葉で表現しているのがこの歌の特徴です。目立った春の訪れではなく、梅のつぼみや氷の解ける様子など、小さな変化から春を感じ取るところに、日本の早春らしい繊細な季節感があります。

作者は不詳ですが、自然の変化を子どもにも分かりやすい言葉で描いた唱歌として、当時の学校教育の中で歌われました。寒い冬から暖かな春へ移り変わる季節を静かに感じさせてくれる一曲です。

早 春

早 春  文部省唱歌

1 
襟ふく風は 寒けれど
雪消(ゆきげ)の庭に 白梅の
つぼみ優しく ふくらみぬ
春来たるらし 音もなく

2 
小川の岸の 厚氷
いつしか解けて 葦の芽も
姿ゆかしく もえ出でぬ
春来たるらし わが村に

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