作詞:清水かつら(1898~1951)
作曲:草川信(1893~1948)
発表:1947年(昭和22年)ごろ
「みどりのそよ風」は、戦後の明るく開放的な空気の中で生まれた、爽やかな童謡です。作詞は「靴が鳴る」「叱られて」などで知られる清水かつら、作曲は「夕焼小焼」「揺籃のうた」「どこかで春が」などを手がけた草川信です。
この歌は、1946年(昭和21年)から1947年(昭和22年)にかけて作られ、NHKラジオで発表されたとされています。資料によって発表時期の記載に違いがありますが、清水かつらの作品資料では「昭和23年」とされる一方、和光市の資料では1947年(昭和22年)に作詞されたとされています。
歌詞には、蝶々が飛び、豆の花が咲く畑、ぶらんこ、巣箱、ボール遊び、小川での鮒釣り、そして丘の向こうの花畑など、子どもたちが春から初夏の一日を伸び伸びと楽しむ情景が描かれています。「みどりのそよ風」という言葉そのものが、戦後の新しい時代への明るい希望を感じさせます。
また、この曲は当初独唱曲として発表され、その後、二部合唱曲として歌われるようになりました。作曲者の草川信にとっては晩年の作品であり、この「みどりのそよ風」は草川の最後の作品としても知られています。
みどりのそよ風
うた
演奏
みどりのそよ風
作詞:清水 かつら/作曲:草川 信
1
みどりのそよ風 いい日だね
ちょうちょもひらひら 豆の花
七色畑に 妹の
つまみ菜摘む手が かわいいな
2
みどりのそよ風 いい日だね
ぶらんこゆりましょ 歌いましょ
巣箱の円窓 ねんね鳥
ときどきおつむが のぞいてる
3
みどりのそよ風 いい日だね
ボールがぽんぽん ストライク
打たせりゃ二塁の すべり込み
セーフだおでこの 汗をふく
4
みどりのそよ風 いい日だね
小川のふなつり うきが浮く
静かなさざなみ はねあげて
きらきら金ぶな うれしいな
5
みどりのそよ風 いい日だね
遊びにいこうよ 丘越えて
あの子のおうちの 花畑
もうじき苺も 摘めるとさ

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