1939年(昭和14年)に発表された、戦時歌謡と言われる歌になります。

この歌は当時大ヒットしたと言うことですが、この歌詞を読んでの感じ方は年代によって違うでしょう。2番の歌詞では、いくら国のためとはいえ子供が死んで嬉しいわけはありません、当時としてはこのように思うしかなかったのですね。

現在の平和な日本で暮らせることの有り難さに感謝して、こういう時代もあったということを忘れないで過ごしたいと思います。

九段の母


九段の母  
作詞:石松 秋二/作曲:能代 八郎(佐藤 富房)

1   
上野駅から 九段まで
かってしらない じれったさ
杖をたよりに 一日がかり
せがれきたぞや 会いにきた

2   
空をつくよな 大鳥居
こんな立派な おやしろに
神とまつられ もったいなさよ
母は泣けます うれしさに

3 
両手あわせて ひざまずき
おがむはずみの おねんぶつ
はっと気づいて うろたえました
せがれゆるせよ 田舎もの

4   
鳶が鷹の子 うんだよで
いまじゃ果報が 身にあまる
金鵄勲章が みせたいばかり
逢いにきたぞや 九段坂

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