この道

童謡・唱歌

t f B! P L

「この道」は、北原白秋が作詞し、山田耕筰が作曲した日本を代表する童謡の一つです。詩は1926年(大正15年)に雑誌『赤い鳥』に発表され、翌1927年(昭和2年)に山田耕筰によって曲がつけられました。曲は同年11月に刊行された『山田耕作童謡百曲集』第3集に収められました。

歌詞に描かれているのは、北海道の美しい風景と、そこを歩いた遠い日の思い出です。「この道はいつか来た道」という印象的な言葉には、幼いころの記憶や、母と歩いた道への懐かしさが込められています。

山田耕筰は、白秋の詩が持つ日本語の美しい響きや言葉のアクセントを大切にして旋律を作りました。そのため、ゆったりとした旋律の中にも、言葉の抑揚が自然に感じられます。単なる子どもの歌にとどまらず、郷愁や人生の思い出を感じさせる、格調高い歌曲となっています。

北原白秋と山田耕筰は、「からたちの花」「この道」「ペチカ」「待ちぼうけ」など、数多くの名曲を生み出した名コンビとしても知られています。「この道」は、ふるさとや幼い日の思い出を呼び起こす、日本人に長く親しまれてきた名曲です。

 この道   


うた   

 
演奏

この道   
作詞:北原 白秋/作曲:山田 耕筰

1 
この道は いつか来た道
ああ そうだよ
あかしやの 花が咲いてる

2 
あの丘は いつか見た丘
ああ そうだよ
ほら白い 時計台だよ

3 
この道は いつか来た道
ああ そうだよ
お母さまと 馬車で行ったよ

4 
あの雲も いつか見た雲
ああ そうだよ
山査子の 枝も垂れてる

QooQ