1912年(明治45年)の「尋常小学唱歌 第三学年用」に掲載された文部省唱歌です。
汽車の旅の楽しさを巧く表している歌詞と、メロディーもその楽しさを倍増させてくれるようです。今すぐにでも汽車の旅に出たくなりますね。
汽 車(文部省唱歌)
汽車 作詞:不詳/作曲:大和田 愛羅
1
今は山中 今は浜
今は鉄橋 渡るぞと
思う間もなく トンネルの
闇を通って 広野原
2
遠くに見える 村の屋根
近くに見える 町の軒
森や林や 田や畑
後へ後へと 飛んで行く
3
廻り燈籠の 画の様に
変る景色の おもしろさ
見とれてそれと 知らぬ間に
早くも過ぎる 幾十里
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