原曲はイギリス民謡で、トーマス・ヘインズ・ベイリー作曲の「Long Long Ago」です。日本ではこのメロディーは1888年(明治21年)の「明治唱歌」に「旅の暮」という題で掲載されています。
1913年(大正2年)に近藤朔風による「久しき昔」が発表され、広く知られるようになりましたが現在では「古関吉雄」作詞の「思い出」の方がよく知られています。
「思い出」の歌詞は1947年(昭和22年)に小学校の教科書「六年生の音楽」に掲載されたもので、それまでの古風な歌詞を改め分かりやすくしたものとなっています。
(著作権保護期間中のため、「思い出」の歌詞の掲載はしません)
久しき昔(思い出)
久しき昔
訳詞:近藤 朔風
作曲:トーマス・ベイリー
1
語れ愛(め)でし真心 久しき昔の
歌えゆかし調べを 過ぎし昔の
汝(なれ)帰りぬ ああ嬉し
永(なが)き別れ ああ夢か
愛(め)ずる思い変わらず 久しき今も
2
逢いし小道忘れじ 久しき昔の
げにもかたき誓いよ 過ぎし昔の
汝(な)が笑まい 人にほめ
汝が語る 愛に酔う
やさし言葉のこれり 久しき今も
3
いよよ燃ゆる情(こころ)や 久しき昔の
語る面はゆかしや 過ぎし昔の
永く汝と 別れて
いよよ知りぬ 真心
ともにあらば楽しや 久しき今も
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