作詞:権藤はなよ(1899~1961)
作曲:藤井清水(1889~1944)
発表・作曲年:1931年(昭和6年)
「雲雀の子」は、童謡詩人・権藤はなよの詩に、作曲家・藤井清水が曲をつけた童謡です。藤井清水の作曲年表では、1931年(昭和6年)の作品として「雲雀の子」が記録されています。
歌詞には、春から初夏にかけて麦の穂が伸びていく野原を舞台に、巣立ちを迎えた雲雀の子どもたちの姿が描かれています。「ぴいちく、ぴいちく」と鳴きながら、朝早くから歌の練習をし、さらに一とび、二とびと飛ぶ練習をする様子が、子どもの成長と重ね合わせるように生き生きと表現されています。
作曲者の藤井清水は、民謡の研究や編曲にも力を注いだ作曲家で、童謡にも日本的な旋律感を取り入れた作品を数多く残しました。「雲雀の子」も、自然の中で遊び、成長していく子どものような雲雀の姿を、親しみやすい音楽で描いた作品といえるでしょう。
権藤はなよは、山梨県出身の童謡詩人で、「たなばたさま」などの作品でも知られています。「雲雀の子」は、現在も権藤はなよの故郷である山梨県韮崎市穴山町に歌碑が残されており、地域にゆかりの深い童謡の一つとなっています。
雲雀の子
雲雀の子 作詞:作曲/権藤 はなよ:藤井 清水
ちらほら 麦の穂 出るころは
雲雀の子供が 巣立ちます
ぴいちくぴいちく ぴいちくぴ
朝もはよから 歌げいこ
そよそよ 麦の穂 そよぐころ
雲雀の子供が 巣立ちます
一とび 二とび ぴょんととび
日暮れ頃まで とびげいこ

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