作詞:北原白秋
作曲:弘田龍太郎
発表年:1929年(昭和4年)
「蕗のとう」は、詩人・北原白秋が作詞し、作曲家・弘田龍太郎が曲をつけた童謡です。1929年(昭和4年)に発表された作品として知られています。
題名の「蕗のとう」は、冬の寒さが残る早春に土の中から顔を出す、ふきの花芽のことです。雪や寒さの中から芽を出す姿は、古くから春の訪れを告げるものとして親しまれてきました。
北原白秋は、身近な自然や季節の移り変わりを、子どもの目線にも伝わる生き生きとした言葉で表現した童謡を数多く残しています。「蕗のとう」でも、早春の野に芽吹く小さな植物に目を向け、その姿から春の生命感を感じさせる詩情豊かな世界を描いています。
弘田龍太郎の旋律は、白秋の詩の持つ素朴さや明るさを生かし、親しみやすい歌としてまとめられています。冬から春へと季節が移り変わる自然の息吹を感じながら歌うことのできる作品です。
蕗のとう
蕗のとう
作詞:北原 白秋/作曲:弘田 龍太郎
蕗のこどもの ふきのとう
子が出ろ 子出ろ ふきが出ろ
となりの雪も とけました
おうちの雪も かがやいた
萌黄の帽子 ふきのとう
りんりん乗りましょ 三輪車
萌黄(もえぎ)= 春に萌え出る草の芽をあらわす、鮮やかな黄緑色のことです。

0 件のコメント:
コメントを投稿