1928年(昭和3年)に発表された歌謡曲です。

作詞者の勝田香月は18歳のときに、石川啄木を慕って東北から北海道に旅に出かけました。そのときの秋田県・能代港や北海道・小樽港の情景を歌詞にした、とされています。

出 船


                                 

出 船       
作詞:勝田 香月/作曲:杉山 長谷夫

1 
今宵出船か お名残おしや
暗い波間に 雪が散る
船は見えねど 別れの小唄に
沖じゃ千鳥も 泣くぞいな

2 
いま鳴る汽笛は 出船の合図
無事で着いたら 便をくりゃれ
暗いさみしい 灯影のもとで
涙ながらに 読もうもの

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