卒業式歌(瀧廉太郎)

童謡・唱歌

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 1900年(明治33年)発表の瀧廉太郎作曲の独唱曲です。

卒業式歌(瀧廉太郎)


卒業式歌   作詞:作曲/不詳:瀧 廉太郎 

1   
おさめしわざの数々は
我身の為と 国のため
学びしことを 本(もと)として
田つくりたくみ あきなふも
いそしみはげみ 身を立てて
人をも富まし 世をとまし
やしまの民の さとき名を
外国(とつくに)までも かがやかせ

2   
おさめしわざの数々は
我身の為と 国のため
学びしことを本(もと)として
干(たて)ともなりつ 城となり
力をつくし 身をつくし
君をも守り 世を守り
やしまの民の たけき名を
外国(とつくに)までも かがやかせ

私の憶測ですが、2番の「干(たて)ともなりつ 城となり」は「干城(かんじょう)」 から来ているのでしょう。「干」は楯(たて)のことで「干城」とは 楯や城となり、敵から国家を守る人々のことです。

やしま=八島・八洲(やしま)のことで古くからの日本の呼称の一つで、八は数が大きいことを示しており、「多くの島からなる国」の意味でもあります。

さとき=敏い(さとい)の連体形で、「賢い」「理解が早い」などの意味。「目ざとい」などとも使う。

たけき=猛き= 強く勇ましい。勇敢。


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