ブラームスの子守歌

外国民謡・讃美歌・歌曲

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1868年7月にブラームスの友人に次男が生まれたことを記念して作曲されたそうです、うっとりとしてしまう曲ですね。訳詞は他にも堀内敬三や緒園凉子など複数ありますが、この武内俊子の母心に満ちた分かりやすく優しい訳詞が好きです。

ブラームスの子守歌



ブラームスの子守歌   
訳詞:武内 俊子
作曲:ヨハネス・ブラームス

ねんねんころり 母のひざは
夢をさそう ゆりかごよ
ゆらりゆらり ゆらり揺れて
夢の園へ 乳をのみに
ねんねんころり 母の歌に
月ものぼる 夢の小道
ひらりひらり ひらり蝶々
花のかげへ 宿をかりに

(緒園凉子の訳詞も末尾に掲載しています)

武内 俊子(1905~1945) について

1929年(昭和4年)頃から童謡や童話の創作を始め、4人の子供を育てながら創作に励んだ。子供の気持ちになり、その視点から書かれた作品は優しさに溢れている。

やがて野口雨情に認められ、児童誌につぎつぎと作品を発表した。。1937年(昭和12年)「かもめの水兵さん」を、河村光陽の作曲、河村順子の歌で発売され大ヒットとなる。その後も作曲家にも恵まれ「赤い帽子・白い帽子」、「りんごのひとりごと」、「船頭さん」などを発表、広く全国の子どもたちに愛唱されるようになった。

訳詞:緒園 涼子

ねむれよ吾(あ)子 ばらの花
汝(な)がもとに 咲きめぐる
ねむれあ子よ いと楽しく
夜のとばり きえゆくまで

ねむれよあ子 天(あま)つ神
汝が夢路 みまもれば
ねむれあ子よ 眼(まなこ)とじて
楽し夢路 たどりゆけよ

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